表現上の「6つの注意点」・プランニングマップ・5W3H
企画書・提案書の作成について / PROPOSAL
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■企画書を作成する時に注意しなければならない表現上の「6つの注意点」です。
1- ページの主題とページ番号をつける。
企画書の表紙もしくは目次ページを用意し、各ページにはページ番号をつけます。またインデックスなどで現在のページが全体のどこなのかわかるようにします。
2- 1ページのポイントは1つだけにする。
情報を詰め込みすぎないこと。文書だけの企画書は別としてPowerPointなどのスライドで企画書を作る場合は、1スライドに複数のテーマを入れないように注意します。
各スライドのタイトルはページ全体の要点になっていなければいけません。要点は1つだけです。
3- 長い文章は避けて図解にする。
表現内容をすべて文章化すると、非常に長くなり、長い文章は決して読まれません。そのため、内容は絞って箇条書き等で簡潔に言い表します。
図解やグラフ、イラスト化した方が理解しやすいものは文章ではなく、ビジュアル化します。
4- アニメーションを使い過ぎない。
イメージを伝えるために写真やイラストを使うことが多いと思いますが、テイストの異なるクリップアートや写真が混在しているととても見苦しいものになります。
挿入するグラフィックはなるべくイメージ・テイストをそろえます。また、アニメーション効果の使いすぎにも注意が必要です。
5- 色を使い過ぎない。
企画イメージに会わせた適切な色を使う。企画書に色を過ぎない。特に背景にグラデーションを使用する時は、文字の視認性を損じないように注意します。
基本的にはシンプルな白地を用いて、企画内容や会社の企業イメージに合う色をベースにして、アクセントになる部分に強い色を使います。
6- 読みやすさを最優先する。
読みづらい企画書は最悪です。文字の行間、サイズ、文字の色と背景色の関係などのバランスを間違えて、文字が読みづらい企画書がとても多いです。
タイトルや見出しは変形したりせず、また本文は行間をしっかりとり視認性を上げるように工夫します。基本的な視認性を保つことが、わかりやすい企画書となります。
どうやって? [ HOW ]
「方法・媒体」
「どんな方法で行なう企画なのか」
POINT
1.具体的な作業・実施内容を表現する。
誰に? [ WHOM ]
「誰をターゲットとした企画なのか」
POINT
1.「ターゲット」の選定のために、対象の行動・考え・指向性をつかむ。
2.雑誌・専門誌はターゲット別の好みを知る重要な道具になる。
3.ネット上の統計調査を活用する(参考資料として)。
いつまでに? [ HOW LONG ]
「スケジュール・日程・作業過程と分担を考える」
POINT
1.「スケジュール」により、クライアントと締め切り意識を共有し遅れをなくす。
2.「スケジュール表」は、もっとも見やすい作業項目一覧である。
いくらで? [ HOW MUCH ]
「予算・経費・いくらで行なう企画なのか」
POINT
1.「予算」は「実行」という具体的な検討に欠かせない項目である。
2.「明細」を出すことで、作業量と内容を相手に理解してもう。
[ WHERE ] どこで?
「マーケット・部署・市場・現状はどうなっているのか」
POINT
1.「背景」は「なぜこの企画が必要なのか」への重要な項目である。
2.現状や背景には数字での説得が必要である。
3.当たり前だと思うこともきちんと説明する。
4.「表現」はポジティブに表現する。
[ WHY ] なぜ・どうして?
「企画の目的・なぜ、この企画が必要とされるのか」
POINT
1.「目的」は「目標」ではなく「計画案」である。
2.実現可能な目的設定をする。
3.表現は箇条書きで簡潔にまとめる。
[ WHAT ] 何を?
「この企画の核は何なのか」「これからどんな企画を立てるのか」
POINT
1.「コンセプト」とは「その違いと新しさを一言であらわす」こと。
2.表現は伝わりやすい図・形に置き換えよう。
3.構成される要素から、1つだけを前面に押し出す。
4.最後に「ビジュアル(絵・映像的)に出来ているか」チェックする。
[ WHEN ] いつ?
「期間・時期」
POINT
1.具体的な作業・実施内容を表現する。
■プランニングマップ
◆1.オリエンテーション 要件(仮)定義
基本的には、聞き役となり、思いや考えを出来る
だけ話してもらい、クライアントのやりたいこと、
目的などを探ります。その後、不明点・疑問点を
整理して質問します。
◆2.表紙
宛先・タイトル・作成日・提出者名
※社内企画:部署名・個人名+役職名
◆3.はじめに
盛り込む要素:挨拶・環境・経緯・目標・依頼
※基本的に読ませる紙の企画書の要素です。
見せるプレゼンには無くても構いませんが、
盛り込むのであれば、箇条書きにしポイント
を強調します。
◆4.目次
枚数が多い企画書は目次を付けます。
全体の流れが一目で理解できるようにする。
◆5.企画のビジョン・テーマは何か
1.結論 2.概要 3.課題
◆6.背景・目的・主旨
1.企画の背景について
2.背景に関するマーケティングデータ・
資料収集
3.提案する考え方の根拠について
4.企画を実行する目的の明確化
5.目的達成によるメリットを
わかりやすく表現する
◆7.企画の詳細・必要事項
1.企画概要・コンセプト
2.企画内容のコンテンツと戦略提案
3.各コンテンツ・戦略の詳細説明
4.具体案・新サービス提案
◆8.企画実行に関する詳細
1.図面・グラフィックの準備と決定
2.準備事項の確認
3.スケジュールと今後の展開予測
4.予算計画(予測)
5.売上計画(予測)
6.効果と評価基準の作成
7.スタッフリングと調整
◆9.補足・参考資料・添付資料
1.問題点・協議のポイント整理
2.諸問題の解決策
3.競合分析・競合会社の動向・比較
4.グラフ・表・地図・他
※チェックポイント
・誤字、脱字などはないか?
・文末がきちんと統一されているか?
・数値データが正しい数値か?
・長すぎる文章はないか?
・相手にわかりやすい図解・文章か?
・余計なものが含まれていないか?
・必須項目は抜けていないか?
・内容の重複などはないか?
・全体を通して主張に一貫性があるか?
・全体のレイアウトはしっかりしているか?